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    ☆ ヒロインが笑顔で超怖い 【美少女ヒロインが僕の野望をことごとく阻止する件について 6】

     新しく仲間になった今日香さんとアイナさんは、元変身ヒロインです。
     博士は二人のコンバットスーツを研究しています。
     祥華さんのスーツも基本的に同じものなので、弱点とか探すのだそうです。

     博士が研究に没頭している間、僕は今日香さんアイナさんの躾けをします。
     二人の奉仕のコンビネーションはなかなかです。

     突然、扉が破られます。
     ああ、なんかもうセキュリティとか無いなあ、このお城。

     入ってきたのは変身完了している祥華さんです。
    「今週は遅いと思って来てみたら……魔王、あんた私の友達を捕まえたのね?」
     ちょうど今日香さんとアイナさんは僕のオチン×ンを味わっている最中でした。

    「二人を洗脳して私と戦わせようとか、人質にしようとか、あんたも魔王らしくなってきたじゃない。良い度胸だわ。怪我しないうちに二人を解放した方がいいわよ?」

    「ぷは、祥華、久しぶりだな。我々は魔王様に忠誠は誓ったが、洗脳はされていない。お前も魔王様に仕えた方がいいのではないか? 我々は魔王様に愛されて幸せだぞ」
    「祥華ちゃん、魔王様を暴力で犯すだけじゃ振り向いてはくれませんよ? 私はたっぷり愛してもらってますけど」

     祥華さんのオーラが怒りの色に染まってゆくのが見えます。
     怖いです。

     そのとき博士が発明品らしきものを持って現れました。玩具のピストルみたいです。
    「魔王様、完成しました」
     祥華さんに向けて引き金を引きます。
    「博士、今祥華さん怒ってるから、気をつけて!」

     祥華さんのコンバットスーツが解除されました。
     祥華さんの裸身を見た瞬間、僕は射精してしまいました。
     今日香さんとアイナさんがお口で受けてくれます。

    「魔王、気持ちよさそうね?……今日香、アイナ、共に学んだ仲間を手にかけねばならないなんて、悲しいわ」
     祥華さんの表情は笑っています。全裸になってもひるむことはありません。

     僕の魔力を受けた今日香さんとアイナさんが立ちふさがります。
    「祥華、スーツ無しで魔王様の力を受けた私たちを相手にできるかしら?」
    「祥華ちゃんも仲間に入れてあげましょう」

     祥華さんは優しく今日香さんを払いのけます。
     あれ? 鉄拳制裁かと思ったのですが。

     今日香さんはそのまま吹っ飛んでしまいました。そのまま起き上がれないみたいです。
     アイナさんも祥華さんを捕まえようとしますが、優しくはね飛ばされます。

    「なるほど、このスーツは祥華さんにとっては、むしろパワーをセーブするためのものだったんですね」
     博士は冷静に分析します。
    「だから祥華さんは今は思い切り殴ったりしないんですね。結構優しかったんですね」

    「そうよ、だから私は一人で戦うことにしたの。そして魔王、あなたは私が思いきり殴っても壊れない。だからあなたと戦うことにしたの」
    「でも、今私が思いきり殴ったら、あなたでも壊れちゃうかなあ? 逃げた方がいいかもよ?」

     祥華さんは相変わらず笑顔です。
     超怖い。

     超怖いけど、逃げるわけにはいきません。
     たぶん今の祥華さんを受け止められるのは僕だけです。

     僕は祥華さんに近づきます。
    「ごめんなさい、祥華さん。あなたの優しさに気付けなくて。でも、僕は逃げるわけにはいかないんです。僕は壊れませんよ。これでも魔王ですから」

    「……逃げてよ。私はあなたを殴らなきゃいけないんだから」
    「どうぞ。僕がこの組織の首領ですから。女の子を惑わす魔王です。あなたを迎え撃ちますよ」

     祥華さんの拳がゆっくりと僕の身体に触れます。
     いつもの鉄拳とは違います。相当手加減しています。

     凄まじい衝撃。超痛い。
     それでも僕は笑って祥華さんの肩に手をかけます。
    「そのくらいじゃ僕は倒せませんよ」
     祥華さんに口付けします。

     祥華さんはぽかぽかという感じで僕を叩きます。
     超痛い。いつもの鉄拳は優しかったんだなあ。
     思わず唇が離れてしまいます。

    「魔王、あなたを倒す為に思い切り殴るわよ。あなたが壊れちゃったら、私も一緒に行くから」
    「はい、どうぞ。ヒロインを迎え撃つのは僕の役目ですから」

     祥華さんがいつものように拳を固めます。
     いつものモーション、いつものスピード。

     受けた衝撃はいつものものではありませんでした。
     思わず膝をついてしまいます。
     痛いなんてものじゃない。身体がきしんでいます。
     気力を総動員して笑顔を作ります。

    「んぐふっ……大丈夫でしたよ……だから全て僕にぶつけてください。博士や今日香さんたちは僕の部下ですから、僕が責任をとります」
     立ち上がろうと思いましたが無理みたいです。

    「何よ、ちょっと壊れかけじゃない。私の勝ちね」
     祥華さんは相変わらず笑顔です。でもちょっと怖くなくなったような?

     博士が持っているピストルのような機械を操作します。
     祥華さんのコンバットスーツが戻ります。
    「何でもっと早く返してくれなかったの?」
    「魔王様を信じてますから」

     祥華さんが自分でコンバットスーツを解除します。
     祥華さんに押し倒されました。

     祥華さんが僕に触れると、痛みが引いてゆきます。
     こんな優しい能力も持っていたんですか。

     祥華さんは僕のオチン×ンを咥えると、優しく吸い上げます。
     こんな風にされたのは初めてです。
     優しい口淫が続き、僕は口の中に射精してしまいます。

    「んちゅ、んぐ、こく、こく、ん……本気の私を受け止めるなんて……御褒美をあげなきゃね」
     祥華さんは騎乗位で挿入します。犯されている感じはしません。

    「んっ、魔王、あきらめないでね。ずっと私があなたの野望を阻止してあげるから」
     祥華さんを乗り越えられたら世界征服なんて簡単な気がします。

     まるで恋人同士のような気分で祥華さんと求め合います。
     膣内に射精すると祥華さんはやっぱり動けなくなりました。

     そのまま僕は祥華さんの膣内に二発目を撃ち込みました。
     祥華さんが幸せそうに見えたのは気のせいでしょうか。
     そのまま祥華さんと時間を忘れて愉しんでしまいます。

     かなり時間が経ったころ、博士がみんなを連れてやってきました。
    「祥華さん、良い雰囲気のところ申し訳ありませんが、そろそろ魔王様を解放してもらえないでしょうか。魔王様はあなたのモノではありません。あなたは魔王様の敵です。これ以上やるなら私たちが相手になります」

    「ふん、戦ったら私が勝っちゃうんだけどね。気分が良いから、魔王に免じて今回は見逃してあげるわ」
     祥華さんは快楽に弛緩した身体をなんとか起こします。
     スーツに着替えると、ちょっとこっちを見てから去って行きました。

    「魔王様、お疲れ様でした。ゆっくりお休みください」
     僕は博士に介抱されながら、ぼんやりと祥華さんのことを考えていました。

     祥華さんは本気で拳を交えることができる相手がいるのでしょうか。
     祥華さんの拳を受け止めてあげられることが、誇らしいことのような気がしてしまいます。
     いや、そんなことではいけません。いつか彼女を乗り越えなければなりません。
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